海の手記

報告と記録

中間点

許されたら、どこに行こう。
ずっとそればかり考えています。二十年生きた身体は、知らないうちに鎖に繋がれて、いつの間にか不自由です。関係や立場は増えるばかりで、きっとこれが生活というものなんだろうと思いつつも、すべて捨ててしまいたい欲求がいつだってぼくを見ています。
そして残念なことに、きっとぼくはそう躊躇せずにそれらを捨てられてしまうのでしょう。関係や立場に執着できないなんて、人として終わってる。けれど、きっとぼくがこうして鎖を裁ち切らずにいるのは、ひとえにその自制があるからだと思います。捨ててしまえば、本当に救いのない人間になってしまうような気がして。だから今もこうして絡まった鎖を愛しています。
先日、変わってるねと言われたいだけだろうと言われました。きっとそれはぼくの本質です。こんなぼくなのだから、いっそ見世物にでもなってしまわなければ、自分を許容できないから。こうやって臆面もなく露悪趣味のブログを書くのも、もしかしたらその一環なのかもしれません。
ともかく、こんなぼくだけれど、今日も自分を許せそうです。どうかあなたもお元気で。