海の手記

報告と記録

宗教

かみさまがいました。
ああ、彼女は知っている。自身がいくつもの絶望と、神の寵愛の上に立っていることを彼女は知っている。だからあれは儀式だった。彼女はあの場所にいる誰のためにも歌っていなかった。供物は声であり、歌であり、祈りであった。
一途な宗教を、ぼくたちはみていただけなのだ。

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