海の手記

報告と記録

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

どこまでも

病んだひとたちが嫌いで、好きです。 今さら申し開きのしようもないことですけれど、きっとぼくは病んだ人間です。もう症状は随分と長く、つまり根が深くて、それでもなまじそうとは悟られないだけの要領は持ち合わせていたようで、日常生活には影響は出てい…

あるけ

殺されたことはありますか。 ぼくが初めて殺されたのは中学生のときです。太宰治の『人間失格』を読みました。激しい同族嫌悪と文字通りの嘔吐感のあと、ぼくは明らかに変質してしまいました。太宰治は死んでいる。ぼくと同じ性質を持ちながら死んでいる。な…

いみはない

いつまでぼくはのうのうと、平気な顔をして生きているんでしょうか。たくさんのひとの気持ちを踏みにじって、多くのひとたちの信頼を食い散らかして、それでも罰は一向に下らないのです。ともすれば、こうして生きることそれ自体が、罰なのかもしれません。…

おんがく

最近はわりと精神的に不安定です。つまりそれは音楽的にはとても良い状態という意味で、また暗い音楽がぼくの中で燻り始めました。 こうやって自分の中の暗い部分や、弱い部分を曲にしていると、バンドという形態を無視して、自分の独り善がりになってしまっ…

いきる

特別にならなければ死んでしまうと思った。 関係や立場、果ては命さえも、殆ど平均以下しか執着できないぼくが、他全てへの熱量を賭して執着したものがそれでした。特別にならなければ、生きる価値なんてないとさえ思ったほどです。誤解のないように言ってお…

そこには

今日も1日生きながらえました。 ぼくは自分の声にコンプレックスがあって、風邪をひくたびに、治ったら声が変わっていればいいなあ、と思うくらいには自分の声が嫌いです。究極的には、声だけではなくて、才能というものに憧れているのだと思います。特別を…

さむい

人が何を求めていて、何をすれば喜ぶのか、ぼくは昔からそれを察することに長けていたように思います。だからこそぼくにとって、やさしくすることは造作もなかったし、好かれることなんて容易かった。世間というものはどうやら明るくて、人当たりの良い人間…

わからない

考えるのが好きで、考えてしまう自分が嫌いです。 生きる意味とか、死ねる理由とか、きっと普通はこんなに考えたりしない。世の中には、そうやって考えてしまう自分に優越感を抱くひとたちもいるようですけれど、ぼくにあるのは、どうしようもない劣等感です…

中間点

許されたら、どこに行こう。 ずっとそればかり考えています。二十年生きた身体は、知らないうちに鎖に繋がれて、いつの間にか不自由です。関係や立場は増えるばかりで、きっとこれが生活というものなんだろうと思いつつも、すべて捨ててしまいたい欲求がいつ…

はじめまして

こんばんは、今日も生きています。 音楽で小説を読みたいとずっと考えていて。多分僕がやりたい音楽もそういうものなのだと思います。視覚化された音楽というか。説明が難しいのですが、聴覚ではなくて視覚情報としての音楽みたいなものができればいいなと。…