海の手記

報告と記録

頑張っていられるのにも終わりが来る。
わたしという商品の期限はもう尽きかけていて、それはわたしの心意気だけではどうしようもない。
わたしは傍目には夢見がちな、みっともない人間に映るんだろう。そういうことを、わたしは気にしない性質だけれど、でも、わたしをわたしから解放してくれる人たちは、当たり前だけどわたしじゃない。つまるところ、わたしに向けられた視線は、わたしがいかに気にしていなかろうと、関係がなくて。
来年のことを思う。もうわたしは若くない。才能もないわたしが、今年のわたしより結果を残せるなんてこと、あるのだろうか? わたしはわたしの二十代を無駄にしているのじゃないだろうか?
ふとそんなことを考え出すと、死にたくてしかたがなくなる。ゆるやかにすべてをなくしていく感覚。
大事なものはもうわたしの手からするりとこぼれてしまった。もうわたしを動かしているのはこの強迫にも似た自罰と羨望だけなのだ。これを失って、まだ生きていられる気がしない。
頑張るだけでいいならいくらでも頑張るのに。
頑張ることを許してほしい。誰でもいいから、言葉で。
うっかり死んでしまう前に。
カート・コバーンは27歳で自殺したね。